知識が増えると、ワインもより楽しく、おいしく飲めます^_^^_^
ワインで毎日の食事をより楽しく、豊かに‼️
本日も題材ワインをもとにワインの基礎知識について解説していきます
本日の題材ワインについて
〜今日の題材ワイン🍷は〜
「シャトー ル ピュイ サンクリット 2016」
3つのワインコンクールで金賞🥇受賞している
トリプル金賞ワイン🍷です👍👍
・パリ農業コンクール 2018金賞受賞
・リヨン国際コンクール2018金賞受賞
・ボルドー・コンクール2018金賞受賞
生産国:フランス/AOCボルドー シュペリュール ※AOCについては後ほど解説します
タイプ:フルボディ
品種:メルロー100%
内容量:750ml コルク
ワインの色はルビー色。フルーティーで香りの良いワインです。
味わいはフルボディで重厚感のある飲み口です。
〜‼️本日の豆知識‼️〜
ワインコンクールについては、種類が色々とあるため、随時紹介していきます。
今回は3つのコンクールについて解説させていただきます。
①concours de bordeaux
「ボルドー ワインコンクール」とは?
↑こちらが2018年のボルドー・コンクール
金賞受賞ワインに貼られるシールです!
1956年にボルドー地方の農業商工会議所が創設して 始まったボルドーワイン専門の品評会。 毎年6,000種類以上のフランスワインが出品され、ボルドーワインの生産者、醸造家等の経験豊かなワイン専門が審査を行います。
金賞受賞は全体の約10%。
②Concours General Agricole de Paris
「パリ農業コンクール」とは?
↑こちらが2018年のパリ農業コンクール
金賞受賞ワインに貼られるシールです!
正式名称はパリ農業コンクール。略してパリコンクールと呼ばれる事もあります。フランス農水省が主催するフランス国内最大級のワイン・コンクールです。
130年の歴史をもち、ボルドーだけでなく、毎年フランス各地から1万点に上るワインが出品され、最初に産地ごとに予備審査が行われ、そこで選出されたワインのみが、パリにおける本選への参加を許可されます。
審査団員はワイン業界のハーモニーの4項目からなり、完全なブラインドテイストによって行われその品質を競います。
公正な審査、さらに授与されたメダルの使用はフランスの公正取引委員会の監視下に置かれるという厳正さが、このコンクールの信頼度を高めています。金賞受賞は全体の僅か約8%。
③Concours International de Lyon
「リヨン 国際ワイン コンクール」とは?
↑こちらが2018年のリヨン国際コンクール金賞
受賞ワインに貼られるシールです!
フランスの美食の都市と言われるリヨン市で毎年開催されている「国際ワインコンクール」。
毎年6,000種類以上のワインが世界から出品されています。醸造家、ソムリエ、生産者等のプロが審査を行います。
金賞受賞は全体の約13%。
ぶどう🍇の種類
メルロー(Merlot)とは?
〜概要〜
メルローまたはメルロ(Merlot)は、
フランスのボルドーを原産地とする赤ワイン用ぶどう品種。
赤ワイン品種としては「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「ピノ・ノワール」と並ぶ知名度を誇ります。フランス全土において最も栽培されている赤ワイン品種です。
日本🇯🇵では高温多湿な気候条件のため、カベルネ・ソーヴィニョンやピノ・ノワールは作りにくいですが、メルローは日本の気候に合っており、山梨県や長野県などでメルローによる優れたワインが作られています。
〜味の特徴〜
メルローは丸みがあり、力強く、アルコール度が高く、酸味が少なめのワインを造り出します。
タンニンはかなり滑らかで、芳醇でまろやかな味わいです。
同じボルドーの代表的なぶどう品種であるカベルネ・ソーヴィニョンの濃い色と比べると、色はやや朱色を帯びています。
香りはカベルネ・ソーヴィニョンがヴァイオレットやブルーベリーのような、フローラルな香りがするのに対し、
メルローはプルーンのような、熟した黒い果物の香りがすると言われています。
味は、カベルネ・ソーヴィニョンほど、酸味やタンニンは強くなく、芳醇でまろやかな味わいです。
AOCとは?
Appellation d'Origine Controlee
(アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)の略称で、原産地呼称のことです。
1905年に始まったフランスの認証制度です。
農業製品、フランスワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証で、製造過程および最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される「品質保証」です。
フランスの法律では、AOCの基準を満たさないものは、AOCの名称で、製品を製造または販売することは違法とされています。
1935年にワインの製造工程を管理する目的で、フランス農林省管轄の組織としてINAOが設立され、国立原産地名称研究所(INAO)が管理をしています。
※INAOは生産者・消費者・行政官の3者で構成される組織で、AOCの認定・運用などの業務を行っています。
〜AOCが出来た背景〜
19世紀後半から、フィロキセラ、悪天候続き、第一次世界大戦、世界恐慌による不景気とフランスワインにとって受難とも言える時代が続きました。
その混乱に乗じて、ボルドー、ブルゴーニュ、シャトーヌフ・デュ・パプ、、、など
すでにフランスワインの銘醸地として人気のあった有名産地を騙るワインいわゆる偽装ワイン)が大量に出回るという残念な出来事があり、
その対抗手段として、有名産地を騙った偽物の製造を防ぎ、伝統と個性や品質を守るため、
法律を制定することにしたのが「ワイン法=原産地統制名称(A.O.C.)」になります👍👍
先ほど紹介したワインにも表示されています。
↓黄色の枠内
フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ規定があり、全ての基準をクリアしたものでないとA.O.Cワインとして認められません。
まさに、
「ワインの品質を守ってくれている法律」ですね!
分かりにくいので、例を挙げてみます。
例えば、
「シャンパン」は、
⭕️シャンパーニュ地方で伝統的な製法で作られた発泡性ワインを指しますが、
❌泡の立つものすべてをシャンパンと呼ぶことは出来ません。
赤ワインについては、
⭕️ボルドーやブルゴーニュといったよく耳にする産地名のワインも、法的にその産地の葡萄を使い、一定の基準を満たしてつくられたワインである必要があります。
「メドック」など赤ワインのみに認められた名称もあります。
❌この地で作られた白ワインは「メドック」といれることは出来ず
白ワインも認めているひとまわり大きな産地名「ボルドー」の名を冠せなくてはなりません。
「シャブリ」と言えば、
⭕️ブルゴーニュ地方・シャブリ地区のシャルドネからつくられた辛口白で、
❌甘口のシャブリはありません。
・・・のような感じです。
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